カテゴリー: 薬草について

バジル


シソ科メボウキ属の一年草。
バジルはインド、インドシナ半島、モルッカ諸島原産のハーブで、インドでは、聖なる力を秘める神聖な植物として崇められてきました。その後ヨーロッパにも広まり、バジルは料理用のスパイスとして、薬草として、また観賞用としても重宝されるようになりました。日本にも江戸時代に伝来しています。目のゴミを洗い流すためにその種子を利用したことから、日本では目箒(メボウキ)と呼ばれていました。

バジルはイタリア料理ではすでにおなじみの食材ですが、タンニン、バジルカンファ―、リナロール、オイゲノールなどの成分があり、心身及び中枢神経の強壮作用、体のさまざまな機能を高めてくれる働きがあるといわれています。また鎮静作用も秘めており、腹痛や吐き気、胃痙攣といった症状を鎮めてくれます。イライラをしずめて神経を落ち着かせたり、偏頭痛にも効果があるといわれています。

バジルはコンパニオンプランツとしても有名で、棚田でもトマトと一緒に栽培しています。
バジルの花は、トゥルシなどと同じくミツバチなどの蜜源植物としても役立っています。

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