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クラフトビールとは


クラフトビール (craft beer) とは、小規模な醸造所が作る品質と味わいを追求して手工芸品(クラフト)的に作る多品種少量生産のビールを言います。「職人技のビール」「手作りのビール」などを意味する表現で、大手のビール会社が量産するビールと対比して用いられる概念です。

クラフトビールは小規模の醸造所が多く、醸造される時期や量が決まっているものが多いので、また同じビールが飲めるとは限らない希少性があります。
当薬草ビールも、その時に採れるハーブ・薬草等を使うので、季節によって微妙に味や風味が変わるかもしれません。その時々のビールを味わって頂ければと思います。

クラフトビールは、ブルワー(醸造者)が作りたいものを作る、という側面があり、それぞれのブルワリーの個性も豊かですが、一人のブルワーでも様々なスタイルのビールを作りだす多様性があります。またワインのように、様々な料理に合わせて楽しむのもクラフトビールの特色と言えます。
大手ビールのように「とりあえずビール」とか「一気飲み」などとは異なり、その季節、そのシチュエーションに合わせた好みの個性あるビールを、ゆっくり味わって飲む、それがクラフトビールの飲み方かもしれません。

ちなみにクラフトビールと地ビールはどう違うのか?

特に定義はないのですが、地ビールは「ご当地」ビールとも言われ、ご当地の産物、名物を使って観光客をメインにご当地のお土産品として販売されるケースが多い(滋賀県にも名物鮒ずしを使った鮒ずしビールがある)ので、クラフトビールよりも地域性が強いと言えるでしょう。
それに対しクラフトビールは、クラフト=職人が作る工芸的なビールという側面が強く、ご当地の名産を使う場合であっても、より美味しい個性的な味を極めようとするのが目的であって、ご当地名産ありきではない、と言えるようです。

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