CONCEPT


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古えから愛される
伊吹山の薬草ブランドを
活かし、伝えるビールです。

今日まで守られてきた伊吹山の薬草ブランドを活かし、
自社の棚田で自然栽培した薬草を使用した
クラフトビールを作りました。

伊吹の自然が育んだ薬草を、
味わい豊かなビールでお楽しみください。

伊吹山

伊吹山の薬草

伊吹山は、古代より良質の薬草の産地として有名でした。平安時代の延喜式にも「伊吹の薬草」を朝廷に献じた、織田信長が伊吹山のすそ野に薬草園を開かせた、など歴史にも登場する由緒あるブランドです。しかし近年は栽培する農家もほとんどなく、千年の歴史ある伊吹山の薬草ブランドもフェードアウトしそうな状況です。

少しでも伊吹山の薬草ブランドを活かすために、伊吹山麓の棚田で無農薬・無肥料の自然栽培で作った薬草と、自生している薬草を使用したクラフトビールを考案。酵母には、同じ棚田で自然栽培したお米を醸した自家製の「米麹」を使用し、1本のビールで伊吹の恵みを味わえるクラフトビールが誕生しました。



ホップ

ビールの主成分“ホップ”も、実は薬草の仲間

ビールはもともと薬草酒だったのをご存知でしょうか?
ビールは古代エジプトやメソポタミアで作られていた記録があるほど古い歴史がある「麦芽を主原料とする醸造酒」です。ヨーロッパでも昔作られていたビールは、発酵させた麦芽に様々な「薬草・ハーブ」を入れた(ホップの入っていない)一種の薬草酒でした。
ホップが使われるようになったのは、8世紀頃のドイツバイエルン地方が最初だと言われています。ホップには抗菌作用があるので、アルコール度数が低くて腐敗しやすいビールの醸造がより安全にできるようになりました。
ホップ自体も薬草で、フィトステロール、フラボノイド、アミノ酸、精油、苦味質などを含んでおり、鎮静作用、鎮痙作用、利尿作用、健胃作用、催眠作用、抗菌作用、抗炎症作用、エストロゲン活性作用があると言われています。

株式会社伊吹山スロービレッジが管理する棚田では、様々な品種のホップも栽培しています。
いまのところ、まだ自家製培のホップだけでビール醸造ができるところまでは達していませんが、アロマホップ(*1)として使っていく予定です。

*1)醸造の最後の方で入れる香りづけのためのホップ。苦みを出すホップは最初の煮込み段階で入れます。これを「ビターホップ」と言います。